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執筆者の写真thewest

僕のサーフィン体験記 vol.1

更新日:5月4日


記憶にある初めてのサーフィンはおそらく1999年頃僕が15歳の頃、当時付き合っていた彼女とバスで真夏の大磯海岸へ。

海用のトランクスにアロハシャツ、ビーチに敷くラグも持って海を楽しむ気満々。


離婚して離れて暮らしていた親父に頼んで譲ってもらったコスミックエネルギー(今はない鎌倉のサーフショップ)のボードが僕の最初の相棒だった。


うろ覚えだけれど、腹くらい波はあったんじゃないかと思う。

オレンジとブルーのグラデーションのサーフボードは当時の親父に少し小さいと言っていたので6'0くらいだろうか。あの頃は身長より長いボードが主流で、その分幅は細くシャープで厚みもないものが多かった。


幼い頃から海と触れ合うことは割と多く、小さな頃は親父に連れられて海へ行っていたので(僕は知り合いの海の家に預けられてた)何をするかはわかっていた。

ボードの上下も前後も知っていたし、寝そべってウネリがブレイクする場所よりも沖へパドルアウトし、ボードの上にまたがって波待ち、乗りたい波が来たら方向転換し、再び寝そべってボードが滑り出したら立てばいいのだ。


そのはずだったが意外なほどパドルが難しく、何よりボードの上にまたがることができなかった。

クラスの中では割と運動神経良い方なのに、ツルツルと滑ってしまいなかなか落ち着かない。波に乗ることなんてもってのほかで、座ろうとしてはすぐにひっくり返ってしまうのを何度か繰り返した後に、ビーチに待つ彼女の元へと戻った。


これから海に入ろうとたどり着く他の先輩サーファーを観察していると気づいたことがあった、僕のボードにはWAXが塗られてなかったのだ。










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